2006年の法改正以降、アスベスト含有建材の使用は原則禁止されていますが、古い建物にはいまだにアスベストが含まれている可能性があります。アスベスト(石綿)は、過去に多くの建築物に使用されていた建材であり、健康被害を引き起こす可能性があるため、作業員の健康被害防止や、周辺環境への影響を最小限に抑えるためにも、解体・改修工事の前に必ず調査、安全な施工計画を立てることが義務付けられています。
アスベストは耐火性・耐久性に優れた建材として1970年代~2000年代初頭に建築されたオフィスビルや商業施設、工場、マンション、住宅などには、内装材・天井材、外壁・屋根材、床材・接着剤、配管・ボイラー・ダクト、接着剤・モルタル・塗料などにアスベストが含まれている可能性があるため、解体・改修時に適切な調査が必要です。
工場・倉庫・プラント施設では、建築構造部分、設備・配管・機械類、工場内の床・接着剤・塗料にもアスベストが含まれている可能性があり、解体・改修工事前の調査が重要です。特に化学プラント、発電施設、金属加工工場などでは、アスベストを含む耐火材や断熱材が広範囲に使用されていることが多く、適切な調査と対策が必要になります。
学校・病院・公共施設では、利用者の健康と安全を最優先にした適切なアスベスト管理が求められます。これらの建物は長年にわたって使用されており、教室・病室・公共施設などの内装材、体育館・ホール・機械室、病院・学校の屋根・外壁・床などにアスベストが使用されている可能性が高いため、解体・改修前の調査が必要です。吹付けアスベストは特に危険で、劣化すると簡単に飛散する可能性があり、教室や病室では、天井や壁が老朽化している場合や体育館や講堂などの大空間では吹付けアスベストが使用されていることが多く、解体・改修時に粉じんが飛散しやすいです。
建物にアスベストが含まれているかどうかを調査します。建築図面や施工記録を確認する「文書調査」と、調査員が実際に建物を訪れてアスベストを含む可能性のある建材を特定する「視覚調査」を実施します。
建物からサンプルを採取し、最新の顕微鏡技術(偏光顕微鏡法・X線回折分析法など)を駆使し、正確な結果を提供します。
アスベストが飛散しないように厳格な安全基準に基づき、専門の作業員が適切な方法でアスベストを除去します。
除去されたアスベストは、厳格な管理のもとで密閉し、安全対策を徹底したうえで現場から搬出します。その後、認可を受けた処理施設へ運搬し、法令に則った方法で適正に処理を行います。また詳細な報告書を作成し、必要な追加措置についてもご提案します。
2022年4月1日から、大気汚染防止法の改正により、建築物や工作物の解体・改修工事におけるアスベスト(石綿)事前調査の結果を、事前に自治体へ報告することが義務化されました。 この制度改正は、アスベストの適正な除去と飛散防止を徹底し、作業員や周辺住民の健康被害を防ぐ ことを目的としています。
詳しくはこちら > アスベストに対する長野県の取り組みはこちら >年間250件の確かな実績と評価
㈱K-POWERは年間工事250件の実績で多くの現場に対応しております。
そのなかでもアスベスト関連の依頼は多く、多種多様な現場でアスベスト調査の実績を積んできております。
トータルサポートでスムーズな工事進行
アスベスト調査から解体工事までトータルでサポートを行うため、お客様のお手間を取らせることなく、スムーズに進行させていただきます。
報告書まで徹底
当社では、アスベスト調査を単なる検査にとどめず、報告書の作成まで徹底して対応 いたします。調査結果を分かりやすくまとめることで、お客様が迅速かつ適切に次の対応を判断できるようサポートいたします。
なんでも相談できる体制
処分方法や周辺環境への影響、関係機関への提出書類など、わからないことがあれば何でもお聞きください。プロのスタッフがお客様の状況を確実に把握し最適な方法をご提案させていただきます。
お客様に安心してご依頼頂くために料金も分かりやすくご提示しております。
10,000円〜/(税抜)最短1営業日以内
10,000円〜(税抜)
建物の築年数や改修履歴を確認し、調査の必要性を判断します。そしてアスベスト(石綿)使用有無を設計図書や現場目視など確認する費用となります。
最短3営業日以内
20,000円〜(税抜)
建築物・建材からアスベストが含まれている可能性がある部分をサンプリングし、「アスベストが含まれているか・いないか」 を判断する調査の費用です。
最短7営業日以内
35,000円〜(税抜)
建材や粉じんに含まれるアスベストの含有率(重量%)を測定する分析方法です。定量分析は「どの程度含まれているか」を数値で示すものための費用です。
最短7営業日以内
25,000円〜(税抜)
建築物の解体・改修工事を行う前に実施するアスベスト調査の結果を記録した書類です。2022年4月の大気汚染防止法改正により、一定規模以上の工事では、事前調査結果を自治体へ報告することが義務化されました。
ビル解体に向けて、アスベスト調査と撤去をお願いしました。事前の調査から行政への届出、作業完了まで集中してサポートしていただき、スムーズに進むことができました。法令に基づいた確実な作業で、信頼できる会社だと感じました。
長野県松本市 / ビル / T様築40年をリフォームするにあたって、アスベストが含まれているので心配で依頼しました。調査の結果、一部の建材に含まれていることが分かりまして、すぐに適切な除去作業を自宅で提案していただきました。作業も安全対策を徹底して、家族全員が安心できました。本当にありがとうございました。
長野県千曲市 / 一戸建て / W様両親宅の建て替えを計画する中で、築50年以上の家にベストが使用されている可能性があり、調査をお願いしました。 調査結果の報告は非常にわかりやすく、リスクや対応方法についても詳しく説明していただけました。
長野県岡谷市 / 一戸建て / G様STEP 01
まず、お客様の建物の状況や調査の目的についてお伺いします。建物の築年数や構造、過去の改修・解体履歴などを確認し、調査が必要な範囲を特定した範囲で、お見積りを作成いたします。
事前相談は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
STEP 02
専門技術者が現地を訪問し、アスベストが含まれている可能性のある建材を特定します。 建材の種類や施工時期を確認し、必要に応じて試料を採取します。
目視調査のみではアスベストの候補を確定することはできないため、サンプリング調査を行うことが重要です。
STEP 03
アベスト含有の可能性がある建材を慎重に採取し、専門の分析機関にて検査を行います。試料は密封した状態で送り出し、偏光顕微鏡(PLM)やX線回折分析(XRD)などの方法を用いて成分を分析します。
一般的に、分析結果が出るまでに7〜10日ほどかかりますが、お急ぎの場合は特急対応も可能です。
STEP 04
調査結果をもとに、必要に応じて「封じ込め」「囲い込み」「削除」といった適切な対応方法をご提案いたします。
調査完了後には、アスベスト調査報告書、試料の分析結果、今後の対応に関するアドバイスなどをお渡しいたします。報告書は工事の計画や安全対策に取り組む上で重要な資料となりますので、大切に保管してください。
STEP 05
調査の結果、アスベストが含まれていることが確認された場合は、安全に対応するための処理を行います。
飛散のリスクを慎重に考慮し、「封じ込め」「囲い込み」「除去」のいずれかの方法を検討し、行政訴訟のサポートも行いながら、専門の技術者が適切に対応いたします。
STEP 06
工事に伴う騒音・振動・粉じんの発生や、工事車両の出入りなど、周辺環境に影響を及ぼす可能性があるため、弊社担当者にて事前にしっかりとご案内を行い、ご理解とご協力をいただけるよう努めております。 解体はどうしても騒音が出てしまうため、事前にスケジュールや工事内容などを記載したご挨拶状を作成し、近隣の方へお渡しします。
STEP 07
アスベスト除去工事の着工となります。おおまかには、作業計画の策定・行政への届出 > エリア作業の養生・封じ込め > アスベストの除去作業 > 除去後の清掃・空気中濃度測定 > 産業廃棄物としての適正処理 > 最終確認・報告書提出 、といった流れで解体工事を進めていきます。
STEP 08
工事完了確認後に請求書を手渡し、または郵送致します。
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